数年前より工場の拡張を模索されていたきよし鉄建工業様。建て替えるのならいっそ新たな地で新たな工場を建てようと今回の計画に至りました。新たな地との事で、近隣への配慮には特に力を入れ、敷地内の一部を駐車場として貸し出したり、近隣の工務店さんに内装は全てお任せするなど地域との調和を大切にされています。
工場棟の鉄骨は全てきよし鉄建工業様自らの鉄骨を使用しています。大きな材料もスムーズに運び込めるよう広く空間を取った設計となっています。
作業時は大変暑くなるので、大きな換気扇・多くの窓を設置しています。従業員の働きやすさにも配慮した設計です。
会議室は、太陽の光をたっぷりと取り入れられる大きな窓により、明るく開放的です。床・イスは企業カラーのブルーを採用しています。
社長室は落ち着いた色合いで重厚感のある仕上がりとなっています。スタイリッシュな空間にしたいとの想いより壁紙・照明にはこだわりました。
2,000㎡を超える敷地に、工場、倉庫、事務所が建ち並んでいます。ご予算を抑えつつ、クレーンの高さなど使用用途とのバランスも考えて施工。周辺には民家もあるため、営業・施工担当が一丸となって、住民の方へのご説明や配慮にも気を配りました。竣工・お引渡し後も、既存建物の補修などをご依頼いただき、建物に関するパートナーとしてお付き合いいただいています。
クレーンが乗り入れることもある工場は、平屋づくりで柱の少ない構造に。物が運び込まれてもクリアな視野を保ちつつ動きやすい、広々した空間です。
事務所も柱が少なめで、デスクを運び込む際にレイアウトしやすい広々とした空間。白い壁でシンプルなつくりは仕事に集中できる環境です。
事務所棟のホール付近。通路はスタッフの方と来客がすれ違ってもスムーズに移動できるよう、広めに確保。外の光が差し込む明るい雰囲気です。
こちらは倉庫棟。運び入れる物を安全に保管できることを第一に、設計・施工しました。危険物を保管する倉庫はこちらと別に設けています。
企業ロゴとガラス張りの奥にのぞく青い階段が印象的な本社ビル。営業・技術・製造・出荷と、一貫したサービスを提供している同社の全機能が一か所に集まっています。建物内は、他部署間のスタッフと経営層が同じ空間で交わるよう設計され、風通しの良さと活発なコミュニケーションが自然に生まれる仕組みです。
「MADE WITH JAPAN」の精神で、海外と日本のモノづくりをコラボする姿勢を大切にしている「株式会社コンサス」。今回の計画は、そうした同社の考えを建物として具現化する絶好の機会でした。洗練されたガラス張りのデザインは、メーカーとしての成長ぶりとスマートさを感じさせます。
こちらはエントランスホール。青いロゴが引き立つよう、うすいブルーをアクセントカラーに、全体はホワイトでまとめた明るい空間です。ここではご紹介できませんが、特殊な製造工場空間も弊社で手がけさせていただきました。
工場の設計計画では、「見せる工場」を意識し設計された。通常屋根裏がむき出しになるところにも天井を設置するなど、昔ながらの工場のイメージではなく”きれいな工場づくり“を目指しました。
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手狭となった既存平屋建工場を解体撤去し、4階建の新工場へ建替え。作業スペースは格段に広くなった。
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建物躯体に使用する鉄骨部材の多くは特殊鋼材を多用する計画であったため想定よりも納期がかかった。工期を圧縮する必要に迫らたが、お施主様や関係業者の協力が得られたことで工期内に完成することができた。
移転を検討されていたノボル電機様。その移転候補地を探すお手伝いをするところからお付き合いが始まりました。隣地が区画整理中であったため着工までの申請手続きに時間を要しましたが、製造部長自らが製図を行い、想いを具現化されていた事もあり、本社・工場・倉庫の集約計画は比較的スムーズに実現しました。
区画整理…地域の人たちが話し合い、少しずつ土地を出し合って「見通しのよい広い道路」「公園や広場などの公共施設」などを整備し、住み良いまちづくりを行うこと
建物2階にある無響室は、全く音の響かない部屋となっています。音響装置のテストを行う際の近隣や従業員への万全の対策が取られています。
精密機器を扱う部屋では電磁波から機械を守るためのシートを壁に何重にも施しています。用途に合わせた対策はお任せください。
工場の床を全て緑色にしているのは、物が落ちていたら目立つ色にすることで、気づいたら拾う、という気付きを生むための工夫の一つです。
社員食堂は工場の緑色の床とは打って変わって木目調の落ち着いた床となっています。太陽の光を多く取り入れられる設計により、しっかりとリフレッシュできる空間です。