生産施設

小林精工株式会社

大阪府大東市にある精密プレス加工会社である株式会社小林精工様の本社・工場の新築工事を行いました。精密金属プレス部分、複合成型加工部品などの商品開発設計から試作・金型・量産加工までをトータルサポートしている会社です。工場はISOの基準を満たし、作業効率の良いラインが設置できるように機能的な設計となっています。

INFORMATION

所在地
大阪府大東市
構造
鉄骨造3階建 耐火建築物
竣工
用途
工場・事務所
延床面積
2665.84m2
備考

業務効率と安全を 第一に考えたレイアウト設計

金型機械工場は湿度管理が必要な機械が多くあるため、採光のための大きな窓をつくることはできません。その代わり照明の数を増やすことでフロア全体を明るくし、機械操作のしやすい安全な工場となるように心がけました。以前は重機を操作して運んでいた重たい材料などを効率よくに運べるように、天井へクレーンを設置。また、フロアの間仕切りや段差を無くしてワンフロアにすることで、見通しが良くなって人や物がスムーズに移動できるなど、業務効率を考えた設計を行いました。新工場となってからは、お客様が見学に来社されることも多くなり、明るく整理整頓された製造現場は高い評価をいただいているとのことです。

防音対策と機能性を 実現したアーチ状の屋根

金型機械工場に隣接する無人プレス加工工場では、加工時に大きな音が発生します。そのため近隣への騒音対策や作業者へ対しての防音対策として天井を高くし、屋根をアーチ状の設計にしています。また、従来よりも屋根を高く設計したことで機械をスムーズに搬入できるようになりました。

「見せる」工場設計で、生産性向上につなげる

以前の工場に比べ、全体的に建物のスペースが大きくなり、機械の増設が可能になりました。また、通路も広くなったことから、動線も良くなり物流の動きが円滑となったため、生産性向上に貢献しています。こちらの工場では外部から取引先様が見学に来られることが多く、現場で製品が製造されていく過程を見ることが発注依頼に結びついています。そのため、工場内の照明や機械を置く配置などは特に注意して設計しました。段差や仕切りのないフラットなワンフロアとすることで、お客様に整然と配列された機械を見せながら設備をわかりやすく説明することができるようになりました。また、照明を多く配置し工場内を明るくすることで、清潔で整理整頓が行き届いている現場の様子を見ていただくことができ、お客様への信頼獲得に寄与しています。

USER

利用者の声

こちらに移転してから2年7ヶ月が経ちました。以前の工場と比べ、部屋の空間も通路も広くなったので、物流がスムーズになりました。機械の増設も可能となったので、効率が良くなり、生産性が向上しました。工場ということもあり、機能面と安全面には考慮していただきました。前田組さんは工場設計の実績も多くありましたので、こちらの要望を上手く加味してくださいまして、ISOの基準をクリアした建物設計をしてくださいました。弊社は外部からお客様が直接見学に来られます。新しい工場になり、お客様をご案内した時などは室内が明るく、清潔で安心したとのお声をいただき、信用の獲得につながっています。工場内が整理整頓しやすくなったので、従業員の作業効率も上がりました。

取締役工場長(兼)技術営業部長 梅影様

 

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